納品事例
 

ふにゃふにゃ素材も密着OK!ワレンコートをご紹介!!

【納品No.】0193

【塗装方法】

手吹塗装

【素材】

軟質塩ビ

【使用塗料】

ウレタン

【業界】

【公開日】 2016年07月12日
【コメント】
今回、お客様からのご依頼は、「軟質塩ビの素材にメッキの塗装が出来ますか?」と、
問い合わせを頂戴しました。軟質塩ビへの塗装は、工業塗装の業界において「密着しない素材」と、位置づけられている素材の一つです。

その理由は2つあります。

1つ目は、工業用の塗料は、基本的に強制の乾燥により塗膜を固める為、屈折する軟質素材には対応しておりません。2つ目は、素材から出る可塑剤です。可塑剤とは柔軟性を与える物質のことです。高温で強制乾燥をかけると、生地から可塑剤が浮き出て、密着不良を引き起こす原因になります。

2つの問題をクリアする「ワレンコート」

当社では「ワレンコート」なる“特殊”な塗装技術があります。

ワレンコートとは何ですか??

ワレンコートとは軟質の素材に密着を実現させた「オークマ工塗独自」の塗装技術です。つまり「割れへんコーティング」→「割れへんコート」→「ワレンコート」・・・みたいな。

当社では、昨年からワレンコートの技術開発を進めており、ブログで伝えてきました。
軟質塩ビの他、PE(ポリエチレン)・シリコン・エラストマーなど、軟質素材に何度も何度も失敗しました。、それでも諦めずブログで情報を公開して来ました。

今回、問い合わせを頂いたお客様は、軟質塩ビにメッキ塗装を出来る業者探しに苦労していたところ、偶然にも、当社のワレンコートのブログにヒットし、問い合わせを下さいました。やっぱり伝えなければなりませんね。ワレンコートの技術を信じて続けきた私たちだけに、お客様のお役に立てて幸いです。

試作を繰り返し「適正な行程を構築」するワレンコート。

ワレンコートでは、試作を何度か繰り返し、適正な行程を構築します。
軟質塩ビのような柔軟性のある素材には、必ず可塑剤が入っております。また、生地の生産が国内だったり海外だったり、メーカーによって異なったりで、塗装のプロセスも異なります。なので、1回のテストでNGが出れば、2回も3回も何回も、テストを繰り返すのです。

今回のご依頼も合計6回のテストを行いました。
まず1回目は見事に“ペロン”と、塗膜が剥がれ落ちました。原因は塗装前の下地処理だと判明。この後、5パターンの下処理の方法をテストしました。すると、見事に4つ目のパターンで密着テストは合格しました。

今回のブログにある、ワレンコートついて、何かお客様のアイデアのヒントになって頂ければ幸いです。ちなみに、今回のメッキ塗装で完成させた商品は、現在は市場で流通しております。

当社ではワレンコートの更なる技術向上を目指し、いかなる軟質素材にも挑戦し続けます。

「出来るかな??」・「大丈夫かな??」と、お悩みのお客様、お気軽にお問い合わせください。もしかしたら、ただの石ころがダイヤに化ける可能性も、あるかも知れません。
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