塗装のゴミ・ホコリ対策について

塗装業界において、ごみ・ホコリ対策は、宿命の対決です。
しかし、そこにはしっかりとした理論と実施がおこなわれる事が近道の対策です。
我々は、工場環境・素材・塗料の分析からはじめます。
外部のコンサルタントを招き、常に進化を続けています。

石切工場 クリーン化工場へ(ゴミ不良ゼロへの挑戦)

近年ウレタン塗装の普及や高品質塗装の要望が高まりつつある中、それに対応すべく、新しく設備をすることとなりました。
アクリル焼付クリヤーコート・ウレタンクリヤーコートの高品質化、及び、ゴミ不良に関する不良率低減を目的に、このたび石切工場にクリーンルームを設置し、さらにクリーンルーム内を無電状態にし、静電気を無くし、品物にホコリを寄せ付けない様にしました。
あらゆるニーズにお答えすべく努力して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ゴミ・ホコリの見える化技術

弊社では、外部からのコンサルタントを招き、ゴミ・ホコリの見える化技術を促進するため、クリーン化対策検討会を発足いたしました。
私達は、ゴミ不良率0%を目標に、ゴミ・ホコリのない作業環境の構築を目指しています。


クリーン化対策検討会

空気の流れを確認している状況。実際にはホコリの流れが見えています。


特殊ライトを当てることにより、商品についているホコリを浮き立たせます。

レーザーを当てることにより、浮遊ゴミを確認できます。写真では分かりにくいかも知れませんが、実際には風の流れ、ホコリの大きさ・量がよーく見ることが出来ます。


特殊ライトで梱包箱を撮った様子。繊維だけが浮き出てきます。

石切工場レイアウト

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クリーンルームファン吸気口
中のファンが回り空気を吸い込みます。

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クリーンルームフィルター(天井フィルター)
吸い込んだ空気がクリーンルーム天井のフィルターを通して出てきます。空気は室内より外に押し出されます。

粘着ネット
クリーンルーム内には、浮遊ゴミ対策として網状の粘着力のあるネットを2重にして飛んできたゴミをキャッチします。


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散水マット             
床全面にマットが敷かれ、水をまきます。マットのくぼみに水がタマリ、均等に散水効果が持続されます。

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散水マット             
床全面にマットが敷かれ、水をまきます。マットのくぼみに水がタマリ、均等に散水効果が持続されます。

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乾燥炉入り口           
周りに粘着シートが貼られ、塗装後のゴミの付着を防ぎます。


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カーテン・FUUファン
検査場と塗装前工程場の間をカーテンで仕切り、FUUファンで作業場内を陽圧にし、クリーンルーム内への浮遊ゴミの入り込みを防止しています。


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粘着ローラー
塗装前の商品に粘着力のある、ローラーを使用し、異物を取り除きます。 

   
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クリーンルーム入り口
室内より押し出された空気がドアの隙間から外へ逃げていきます。外の空気は中に入りません。

 

 

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検査場
照明の明るさは1500ルクス前後で不良品も見落としません。

品質改善実績

玄関ポストメーカーの場合
ポスト前面にゴミ・ブツが多く、ほとんど完全なものがなくて、その中で検査し出荷してました。

● 現 状 ●
工場内不良はわかりませんが、お客様不良率は50%

塗装工程を変え、プライマー後ペーパー処理を入れました。
クリーン環境での塗装にするようにしました。
塗料も作業性が良いものに変えました。

● 結 果 ●
オークマ工塗社内検査で15%ですが、その15%もお客様選別で5%になります。

大手自動車部品の場合
2液プライマー+2液メタリック指定色・素材はステンレスプレス品外観検査が厳しい商品です。ゴミ・ブツの不良率が50%を超えていました。

● 現 状 ●
工場内不良はわかりませんが、お客様不良率は50%

塗料は指定塗料なので変更できず、工程の中の温度を塗料メーカー指定の温度設定にしました。

● 結 果 ●
オークマ工塗社内検査で15%ですが、その15%もお客様選別で5%になります。

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