オークマ工塗ブログ [WEB LOG]

【ダイカスト塗装の最先端】ロボット塗装について解説します。

こんにちは!オークマ工塗の寺倉です^^
最近、製造業界では「DX化」の言葉を耳にしない日はないほど、
この技術が注目を集めています。
塗装業界で言うと、弊社でも導入している「ロボット塗装」があります。
かし、実際にそのメリットや導入に関するコストを具体的に知っている方は
まだ少ないのではないでしょうか?

今回はロボット塗装について、解説してきたいと思います。

ロボットで焼付塗装

ロボット塗装の概要

ロボット塗装とは、人の手作業による塗装作業をロボットが自動で行うことを指します。
ロボット塗装は、自動車産業をはじめとする多くの製造業で利用されており、
品質向上や生産効率の向上に大きく寄与しています。

オークマ工塗のロボット塗装の特徴

弊社では弊社ならではのロボット塗装の特徴がいくつかございます。

いち早い導入で約9年の実績!オークマ工塗のロボット塗装

弊社では、2014年に塗装業界の中でもいち早く塗装ロボットを導入しました。
これからはロボットの時代が来ると確信し、
2018年に1台、2021年に2台、計3台の塗装ロボットを導入しております。

また、ニーズに合わせてロボットの見直しとアップデートを毎年行っております。
約6年間のロボット塗装の運用実績を用いて、最適な塗装方法をお客様へご提案いたします。

塗装職人による自社ティーチング

ロボット塗装を行うには、ロボットに動きをプログラミング
として記憶させるティーチング(設定)が必要です。
ティーチングを外注する塗装工場が中にもあるようですが、
弊社では職人が自らティーチングを行います。
その為、職人が長年培った最適な塗装方法を、
そのままロボットにプログラミングすることが可能です。
また、内製化することで、ティーチング費用も削減できたり、
仕様変更にも柔軟に対応することが可能です。

ロボット塗装の長期的なメリット

ロボット塗装には、長期的なメリットも複数ございます。
その一部を簡単にご紹介いたします。

精度
ロボットはプログラムされた通りの動きを繰り返すため、均一な膜厚の塗装が可能です。

 効率
一度設定すれば、連続しての塗装作業が行えるため生産効率が向上します。

ロボット塗装に適したポイント

さてここまで聞くと、ロボット塗装がとても魅力的に感じませんか?
しかし、ロボット塗装の中でも、得意・不得意があります。
中でも重要ポイントは、「同じ色」「複雑形状」「ロット数」です。
例えば、
<ケースA>
種類  30種類
ロット 各種類50ケずつ
塗装色 1色

<ケースB>
種類  10種類
ロット 各種類50ケずつ
塗装色 10色

の2パターンだと、どちらがロボット塗装に向いていると思いますか?
答えは、パターンAです。

パターンBの場合だと、弊社では手吹き塗装をご提案します。
主な理由は、塗装色です。
どれだけ形が違おうが、ロット数が少なかろうが、
同じ塗装色であればロボット塗装はとても有効になってきます。

後は治具の問題がありますので、この辺りはどれくらい継続的に流れる商品なのか、
費用との兼ね合いになってきます。

最後に

実際の打ち合わせでは、様々な要因を考慮しながらご提案となりますが、
もしこんな以下の条件に当てはまる場合であれば、ぜひロボット塗装をご検討ください。
無料でお見積りとご提案をさせて頂きます。

 

生地:複雑形状/ダイカスト/手吹塗装・静電塗装に限界がある形状生地。
対応サイズ:300mm×400mmの網に乗るサイズ
ロット:業種によって異なる為、要相談。(多品種・同色の場合、小ロット対応可)
色:限定なし。
塗料:メラミン・アクリル・エポキシ
素材:金属全般(アルミ・亜鉛・鉄・ステンレス等々)
処理:クロム酸・リン酸亜鉛・トリクレン等々

以下の参考資料もご活用ください^^

ロボット塗装の実際の動画等はこちら
https://www.okumakot.com/robot/

ロボット塗装で問題解決した事例集はこちら

ロボット塗装資料ダウンロード

 

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皆様からのご相談、お待ちしております。

 


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