オークマ工塗ブログ [WEB LOG]

コロナ渦で変わったお問合せの内容について

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皆さま、こんにちは^^
オークマ工塗の大熊です。

 

最近お客様のお問い合わせの内容が変わってきました。今までは技術的なことが多く、「新しい塗装に対する事」や「塗装の不良率を落としてほしい」などの内容がほとんどでしたが、コロナ禍の影響で最近では下記の相談内容へと変化が見られます。

 

・海外での製造を日本に戻したい
・今までお願いしていた塗装屋さんが高齢で辞めてしまった
・手間のかかる作業をやってくれなくなった
・管理がずさんで管理資料がまったくない

 

など…そこで今回のブログでは、「最近のお客様お困りごとベスト3」についてご紹介させて頂きます。

 

お困り事その1~「塗装業者の高齢化問題」

 

この問題は何も塗装業界に限ったものではないと思いますが、「きつい・汚い・危険」いわゆる3K業種の塗装業では特に顕著だと思います。

 

特に焼付塗装の会社が高齢化で、廃業や縮小などをしているところが多くなっています。
経営者も高齢になり承継者や塗装職人も、若いなり手がいなくなっている状態が続いています。

 

お客様はそのことは重々わかっていたと思われますが、結局廃業や縮小するまで放っておくことが多いようです。結局切羽詰まって当社へのご相談になるのですが…そこで問題発生。職人気質の塗装屋さんの特徴は管理資料(QC工程表・塗装作業標準書・検査基準書)等、一目でわかる一連の工程の情報がいっさいありません。

 

また、仕様と実態が違う場合もたくさんあります。簡単な解決策はなく、1つ1つ見直し実態に合った管理資料を作成していくしかありません。その結果、関係会社へのやり取りも含め、膨大な時間と手間を要すなどの問題が多発するのです。

 

お困り事その2~「塗装をやってくれなくなった」

 

お困り事その1~の内容と重なりますが、塗装業者も人材確保に苦労し、ロットも少なくなっている現状では利益も出なくなっています。最終的に仕事を選ぶ・お客様を選ぶ苦渋の決断をせざるを得ません。

 

その際当然の事ながら、自社(塗装会社)にとっての価値が低いものから判断することとなります。それはお金や収益だけではありません。この先「お客様が当社を信頼し共に発展させる気があるのか?」・「長期的に考えて収益が発生させることが出来るのか?」など、厳しい判断を考えることとなります。

 

そのような経緯から塗装をお断りされた企業様が増えているのです。メーカー側から塗装はどちらかというと、商品の部品や設計の中でも軽視されがちです。しかも、数値化しにくいので管理が見えるかしにくく手間がかかります。その結果、対策も後回しになる傾向にあります。

 

だからこそ安心できる業者を探しておくことが大切です。管理体制・年齢なども含めた組織体制・財務体質・経営理念をしっかりと考慮しておくことをお勧めします。

 

お困り事その3~「海外生産を日本に移管したい」

 

コロナ禍の影響でサプライチェーンの見直しが進んでいます。それに伴って部品や加工が国内での生産を検討するところが増えています。当然、それらの商品は塗装加工が必要なものもあります。

 

特に金属製品に関しては腐食の問題があるので塗装は不可欠です。しかし、コスト重視で製造拠点を海外に移した企業は日本での製造拠点や技術が残っていなかったりします。慌ててつくるにしても時間がかかります。

 

フォローやアドバイスしてもらえる体制もありません。そんな中で当社へのお問い合わせになるのですが、やはりコストの問題が大きいです。もともとコストを安くするために海外に行っているわけですから簡単には合わせることが出来ません。

 

しかし、諦めてはいけません。物流や工程・歩留まり・ジグの改良など総合的に改善すれば出来ないことはありません。ただ、そこにはお客様との信頼関係と一緒に改善する思いが必要です。我々塗装業者だけでの改善では出来ることに限りがあります。いや、とても少ないのです。

 

モノづくりの原点に戻って一緒に原材料から1つづつ丁寧に見ていき、細かな工程データを取ること。原材料原価だけではなくそれ以外の間接費用なども含めた総合的に無駄な部分はないかを分析して改善するしかありません。また、そういった姿勢や熱意がある会社様には我々塗装業者も熱意で返します。