納品事例 [CASE STUDY]

第4類危険物への対応基準に達した、機能塗装の提案がほしい!?

製作データ DATA

塗装方法
手吹塗装
素材
アルミダイカスト
使用塗料
アクリル塗料
公開日
2015年06月22日
納品No.
0173

製作者コメント COMMENT

今回のご依頼は当社では類を見ない、初めて耳にする塗装の相談です、お客様より「第4類危険物への対応基準に達した、機能塗装の提案がほしい」

 

「第4類危険物」とは??

「引火性液体:引火しやすい液体。ガソリンや灯油などの液体燃料がこの類になる。」

Wikipedia引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B1%E9%99%BA%E7%89%A9

 

当社の経験では、ガソリンスタンドで使用するキャップ部材の規格で、「耐ガソリン性」などの塗料物性試験は過去に実績があり、規格をパスした仕様は持っています。
今回の商品は工場設備に設置するカバーの部材です。(具体的な説明は不可)部材を取り扱う上で引火性液体が付着し、塗膜の劣化や腐食を防ぐために、機能性のある塗料と規格に見合った塗装の工程が必要とされています。

 

【商品の詳細】

素材:アルミダイカスト(ADC/12)
色:青
処理:三価クロム酸処理

 

当社からの提案は、1つ「アルミの生地に影響を与えない」、2つ「密着性の強化」です。

下塗りは、プライマーの中でも特に膜厚が乗る塗料を選定。仕上がりの色目は、鮮やかな「青」であることも考慮して、バインダーとしても効果がある塗料です。上塗り塗料は、某メーカーのハイグレードの耐薬品性塗料を提案。エポキシ樹脂を多く含むアクリル樹脂の塗料で、塗膜強度はUV塗装同等の実力があるとされている塗料です。

 

現在は第1回目のサンプルを納品して、規格試験の最中。既に数週間「第4類危険物」の規格試験を行っていますが、お客様の話では恐らく問題はないだろうとのことです。

 

当社には、「機能塗装」について、お客様より多くの問い合わせをいただく機会があります。

 

耐薬品性・耐ガソリン性以外にも様々な塗料物性規格試験がございます。お客様のお手元にある図面の中に、「耐候性500H」や「塩水噴霧1000h」など、塗膜物性が記載してあって「意味がわからない」などお困りでしたら、いつでもご遠慮なくお問い合わせ下さいませ。


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