納品事例 [CASE STUDY]

「必見」3Dプリンター成型品へ塗装する技術を紹介!

製作データ DATA

塗装方法
手吹塗装
素材
ABS
使用塗料
ウレタン塗料
業界
工業試作モデル
公開日
2015年09月04日
納品No.
0180

製作者コメント COMMENT

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今回は以前からお付き合いのある樹脂メーカー様から「“3Dプリンター”の成型品に試作塗装をしてほしい」とのご依頼です。

商品は医療機関で使用する空気清浄機のモデル品。その中でもスペックの高い高級志向の空気清浄機です。当社への要求は「ブツ・ゴミ無し塗装」。量産を前提にした試作モデル品なので「他社とのコンテストに勝つ為にも絶対に塗装の品質で差別化したい」と、強い意志がありました。

 

【3Dプリンターの成型品に塗装??それって可能??】

 

3Dプリンターの成型品は、量産で成型する生地より遥かに塗装が難しいとされている素材です。現在の3Dプリンターは技術も発達し、以前に比べ塗装の認知は一般的になってきていますが、それでも塗装が出来る業者は多くはありません。まず何より手間がかかる素材なのです。3Dプリンターの素材の表面は細かな網目の状態になっています。つまり、3Dプリンターは樹脂の編み込みで成型されています。

 

塗装では、生地の表面がツルっと仕上がっている平面が理想です。生地の表面が網目では、塗装での噴霧を生地が吸い込み、綺麗に美観を表現することが出来ません。なので、まずは塗装が出来る状態に素材を修正します。塗装を薄く塗り重ね、ペーパーで表面を磨き上げる作業を繰り返し、生地を完成させます。

 

3Dプリンターの素材修正は技術です。「塗装の技術」・「磨きの技術」を陵駕する熟練の塗装職人でないと、塗装が出来る生地の状態を見極めることは困難です。

3Dプリンターへの塗装が一般的になりつつも、まだまだ塗装の技術が追いついていないのには、こうした理由があります。

 

【3Dプリンター、試作塗装の仕様】

 

素材:ABS
塗料:ウレタン塗料
色:ホワイト+パール+クリヤー
納期:約1週間

 

【試作塗装なのに、納期が1週間必要な理由】

 

当社の試作塗装のサービスは「最短で納期1日」。平均でも2・3日あれば納得のいく品質の商品は対応が可能です。だからと言って、どれでも短納期対応が出来るかと言えば、そういう訳ではありません。
今回のご依頼のように提供素材が3Dプリンターのような特殊な成型品であれば、日数が必要であることを事前にお客様に説明し、了承を得ます。3Dプリンターの素材修正にはそれだけ時間が必要です。乾燥の時間に1日を要することもあります。

「塗装の条件にあった適正納期」つまり、お客様が求めておられる品質を実現する為に必要な物(事)についても、当社では初めの打ち合わせでしっかりご説明いたします。

 

【ここまで時間と手間をかけると、3Dプリンターも見事な商品に変わる!】

 

完成した空気清浄機のモデル品は、お客様のご要望通り「ブツ・ゴミ」は一つもございません。お客様もこちらの品質にはご満悦の様子。他社とのコンテストに勝利されることを祈念しています。

 

※ ブツ・ゴミ無し塗装を実現する「クリーンルームの塗装環境」
https://www.okumakot.com/quality_control/qc_01.html

超ハイスペック!「ピアノブラック」を塗装する技術を紹介!
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