納品事例 [CASE STUDY]

ナイロン樹脂+ガラス入り素材にシガレスコート 鍵カバーに「耐タバコ性」をプラス!

製作データ DATA

塗装方法
手吹塗装
素材
ナイロン(6PA)ガラス入り
使用塗料
シガレスコート
業界
建材メーカー
公開日
2009年07月14日
納品No.
059

製作者コメント COMMENT

鍵(シリンダー)カバーに求められた性能とは?

今回の塗装対象は、建材メーカー様からご依頼いただいた鍵(シリンダーカバー)
見た目はコンパクトなパーツですが、その用途上、ある特殊な機能が求められていました。

それが――

「タバコの熱でも変色・変形しない塗装にしてほしい」

とのご要望です。
タバコの火がうっかり触れても、塗膜が焦げたり剥がれたりしないような耐熱性・耐変色性が必要だったのです。


 使用素材と塗料について

  • 素材:ナイロン(6PA)+ガラス繊維入り

  • 塗装方法:手吹塗装

  • 使用塗料:シガレスコート(耐タバコ性特殊塗料)

素材となるナイロン(6PA)は、強度・耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチック。
さらに今回はガラス繊維強化タイプで、寸法安定性や耐衝撃性がアップしている一方、塗装の密着が難しい素材でもあります。


シガレスコートとは?

シガレスコートは、その名のとおりタバコの熱に強い特殊塗料です。
以下のような性能が特徴です:

  • タバコの火が塗装面に触れても、変色・剥がれが起きにくい

  • 高温でも塗膜が溶けにくく、焦げにくい

  • 外観や光沢を保ちやすく、経年劣化にも強い

公共施設、マンションの共有部品、喫煙所周辺、インターホンカバーなど、**“火気接触の可能性がある製品”**に向いた塗料です。


製作者コメント

鍵のカバー(シリンダーカバー)ですが、「タバコの火に耐える」必要があるということで、シガレスコートを使いました。
ナイロン6PAにガラス繊維が入っている素材でしたので、密着処理や下塗り工程にも気を使いながら、しっかり仕上げました。


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