【ナイロン素材】ヘアアイロンを塗装しました。

2021/01/14
株式会社 オークマ工塗
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オークマ工塗はコレを問題解決します!
金属塗装、樹脂塗装、焼付塗装、電着塗装、特殊塗装、デザイン塗装のオークマ工塗。あらゆる素材への塗装・開発いたします!
製作者コメント COMMENT
こんにちは!
オークマ工塗の寺ッちこと、
営業の寺倉(テラクラ)です^^
令和3年初の納品事例になります。
今年は月1回のペースで納品事例を更新していこうと思っています。
ぜひぜひオークマ工塗のホームページをご期待ください^^
今回の納品事例は女性の方なら興味があるかも(笑)
と、言いますのも…ヘアアイロンに塗装をしたのです。しかし、業務用のヘアアイロンの為、エンドユーザーになる皆さま方はご利用できません。。悪しからず^^;
塗料との相性が悪い6ナイロンの素材に塗装
実際に塗装した商品はこちらです。
ご依頼頂いた商品は4つの部材を組み合わせ1つの製品にします。このような場合、色目が一色のシルバーであっても、部材は別々で塗装する為、シルバーの色目とクリアーの艶感を合わせるのが難しく、「色目のバラつき」の問題が発生するので注意が必要です。
コストを下げる為に“工夫した工程”とは??
ナイロン素材を塗装する際の通常工程ですと、ナイロン素材と塗料の密着性を上げる為に、まずアンダーコートを塗装します。その後、中塗りの工程でシルバー色を塗装し、最後にクリアーコートで仕上げる3工程が一般的です。
しかし、この工程だと当然コストが高くなります。お客様からは「なんとか2工程にできませんか??」と相談があり、色々な塗料を試して上手くいったのが今回のヘアアイロンです。
何回もトライして編み出した工程
ご存知の方は少ないかと思いますが、ナイロンは塗料との相性が非常に悪い素材なのです。なので、塗装で密着させるのは限られた塗料になります。また、今回ご依頼の高輝度シルバー塗料の粘土は水っぽい感じで、我々塗装業界の言い方だと「シャバシャバ」の状態でした…
そこで塗装工程を工夫!
中塗りのシルバー色を塗装後、本来であれば十分に乾燥させる工程を、あえて乾燥を不十分に「半硬化」の状態で、次の工程に移るという選択をしました。その「半効果」の状態でクリアコートを行い、最終のコート(塗り)で完全の硬化させる工程を実施したのです。
その結果…
塗装工程を最小限にする事で、コストカットにも繋がり、お客様に喜んで頂きました。
それではまた来月の塗装の納品事例もお楽しみにしてください^^
※その他の素材についてはこちらで紹介しております。
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