納品事例 [CASE STUDY]

IQOSカバーを「朱漆色×ゴールド」で和モダンに仕上げました。

製作データ DATA

製作者コメント COMMENT

こんにちは。オークマ工塗の中川です。

本日もサンプル塗装のご紹介です。


製作データ DATA

塗装方法 手吹き塗装
素材 ABS
使用塗料 ウレタン塗料
業界


アイコスのカバーに、日本色の朱漆色×ゴールドで高級感を演出

アイコスのカバーに、日本色の朱漆色×ゴールドで高級感を演出してみました。イメージは、和モダン。

朱漆色は深みのある落ち着いた赤で、見る角度や光の当たり方で色が変わる“いい味”が出ます。そこにくすんだゴールドを合わせることで、和モダンな高級感をプラス。赤だけよりも大人っぽく高意匠性のある仕上がりになるので、おすすめの組み合わせです。


簡単な工程ポイント

  1. 分解&マスキング
    IQOS本体からカバーを外して、塗りたくないところ(充電口やボタン周り)をテープでしっかりガード。
    ここを適当にやるとあとで塗装がはがれやすくなるので、地味だけど大事な作業です。
  2. 下地処理(脱脂&軽い研磨)
    表面に付いている油っぽい汚れやホコリをアルコール類で拭き取ります。
    この時、種類によっては素材が解けてしまうので注意が必要です。
  3. 朱漆色・ゴールドのグラデーション塗装
    • 下部と上部(マウスピース側)からを軽くミスト状で吹きます。
    • 赤からゴールドへのつながりは、「ぼかし吹き」が肝心。ガンを少し遠めにして、数回に分けて薄く重ねると自然なグラデーションになります。
  4. 乾燥・組立して完成

グラデーション塗装は、単色と異なり、色の変化を滑らかに表現する必要があるため、経験が必要です。また個人差が顕著にでる技術で手間もかかるので、工業用の塗装ではほぼ採用されません。価格との兼ね合いもあり、意匠性の高い商品や、少量での採用が多いのかもしれませんね。

非常に高級感のある仕上がりで職人の技術の高さを見せれる、個人的にはすきな塗装技法ですが(^^)

当社にはロボットによる塗装が可能なので、うまく調整すれば一定の品質が出せる可能性があるかもしれません。

ご興味がある方は、ぜひお問い合わせください。

※申し訳ございませんが個人のお客様からのご依頼は現在お断りしております。あしからずご了承ください。


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