こんにちは！営業の寺倉です。

今回の塗装事例は、「歯」の塗装です＾＾

大阪大と東大阪市がタッグ「歯工連携協定」
クラウドファンディングで約１千万円の寄付
「視覚障がいのある人の口の健康維持に貢献したい」

「歯工連携協定」とは臨床現場のアイデアと企業（モノづくり）をつなげる協定です。
視覚障害者が歯磨きの正しい方法を分かりやすく学べる樹脂製の「歯の模型」を企画し、
資金集めのため、クラウドファンディングで資金を募ったところ、
目標金額を大きく上回る約１千万円もの寄付が集ったそうです。

7年前のある日、視覚障がいのある患者さんにどの歯を治療するかという、説明をしなければならない場面でのこと、

目が見える患者さんであれば、鏡をみてもらい「この歯です」と言えば済みますが、指で自身の歯をさわってもらったり、

言葉で説明をしても「よく分からない」と中々腑に落ちない様子だったそうです。
「視覚障がいのある人にも分け隔てなく口の中の情報や歯ブラシ技術を伝えたい」
「視覚障がいのある人の口の健康維持に貢献したい」
という思いから、「模型を使って伝えることはできないか」と模型による情報提供の方法を思いつき模索したそうです。

具体的なご相談内容

用途：視覚障がいのある人に歯の模型を使って情報提供をしたい
製造ロット： 52セット（永久歯、乳歯それぞれ26セットずつ）
商品サイズ：約15㎝四方（1本）
相談：クリア塗装をしてほしい（光沢、肉持ち、耐久性の向上）
納期： 約1週間
納入：先方自社便

塗装工程

素材：樹脂
工程：塗装前処理→クリア塗装
塗装方法：ウレタン塗装

ビフォー

塗装前の歯の模型です。本物の歯が並んでいるみたいです＾＾；

アフター

塗装済の歯の模型です。見た目ではわかりませんが、つや感が出ました。

写真では伝わりにくいですが、光沢感（ツヤツヤ）が増しました。
塗装をすることでたくさん触れて頂いても傷みにくく、
万が一落下等してもある程度の耐久性をもたせることができます。

まとめ

実物の模型はリアルに再現されており、先生方の知識と、
それを形にするモノづくりの力を感じました。

弊社でも、障害のある方を数名雇用しております。
微力ではありますが、このプロジェクトのものづくりで
視覚障がいのある人の口の健康維持に貢献できていれば光栄です。
ご依頼頂きありがとうございました。

塗装のお悩み事でしたら、どんなことでもご相談ください＾＾

関連する塗装事例

「必見」3Ｄプリンター成型品へ塗装する技術を紹介！ 「６ナイロンの部材」、密着不良でお困りのお客様から問い合わせ 【軟質塩ビ素材に塗装】難しいですが…出来ちゃいました。 ロボットパーツのABS削り出し部材を試作塗装！ 既製品の美顔器をカラー展開！「オリジナル色で商品戦略」を図るメーカー様からの依頼。 珍しい？メッキ上から塗装！「メッキの色をグレーに変えれますか？」というご依頼。 市販の工事用ヘルメットを南部鉄調にデザイン塗装！ 業界初？！メッキ塗装のご紹介

オークマ工塗の塗装事業一覧

塗装ショールームのご案内